エルス

13歳(男)/武器:両手剣

ベルダー王国の赤い騎士団初代隊長エリシスの弟であり
姉の強さに憧れて、幼い頃から厳しい修行をしてきた。
ベルダー王室出身の師匠に体系的な戦闘技術を教わった。
エルの復元のためにエル捜索隊に加わり
旅を始める。
ベルダー王国の安全と平和を担う騎士。

ベルダーを脅かす存在に立ち向かい
守護する義務を負う騎士は、悪に屈さず
正義のために剣を振るうことを誓う。
あらゆる脅威に立ち向かう者。
それが「ソードナイト」だ。
ベルダー王国最高の騎士。

心技体すべてが最高の境地に達した剣士に与えられる
称号で、ベルダー王国の剣として認められた名誉ある職位。
戦場では常に先頭に立ち、敵を殲滅する戦士と生まれ変わる。
不屈の闘志で目標に向かって進むエリオスの剣。

姉との圧倒的戦力差に愕然とするエルス。
危険を顧みず手を伸ばしてくれた仲間のために
もう一度自分を信じて立ち上がる。
姉の影から抜け出し、自分の意志で未来へと進む。
剣術と魔法を駆使して戦う魔剣士。

魔法の才能とそれを操る能力が必要なため
とても珍しいクラスである。
魔力で剣のイメージを形状化して召喚する。
剣術とルーン魔法を駆使する魔剣士。

同じ器に剣気と魔力を入れるといつかは溢れだす。
限界に達したマジックナイトは新たな力を探し求め、
ついに剣に魔力を込めて敵を薙ぎ払う技を編み出す。
彼らは魔剣士ルーンスレイヤーとして生まれ変わる。
エルの力を使ったオリジナルのルーン剣術を構築した最強の魔剣士

エルとの直接的な接触によって急激に覚醒した
エルスのマナは時が経つにつれて次第に制御できなくなってくる。
エルスはこの力を抑えるのではなく、放出することにする。全身と剣先から溢れ出る爆発的なマナは
エルスをどの魔剣士も到達できない境地へと導く。
複数の剣で圧倒する実戦剣術の騎士。

いかなる時でも剣を召喚できる魔法の鞘「コンウェル」を使う。
普段は二刀流剣術を使い、様々な
召喚剣術で敵を制圧する。
ダークエルにより、さらに強力になった二刀流剣士。

戦闘の中でエルスは、ダークエルがコンウェルの力を
引き出せることに気付く。コンウェルは発動者の心の闇を
増幅させる危険な力だとポンゴ族に警告されるが、
自らの意志でダークエルの力をコンウェルに注入する。
心の闇を克服したエルスは、コンウェルを自在に操れるようになる。
闇を克服し限界を超えた無限の剣士。

エルとの接触によって増幅したダークエルの力を完全に
コントロールすることに成功したエルスにとって
もはや剣の重さなど紙と同然だった。
もっと強い剣を求めていたエルスは
複数の剣を融合し、漆黒の光を放つ
新しい剣をを生み出す。
闇までも克服したエルスの前に限界などない。
15歳(男)/武器:両手剣
エルの共鳴、本質に近づく騎士

自分の力不足に焦りを感じたエルスは
ルーベンで無意識にエルと共鳴する力を使っことを思い出し、
ベスマーの魔法石で補助道具「セフィラ」を作ってエルとの共鳴率を上げた。

「セフィラ」でエルの力を引き出すことに成功したエルスは
エルと共鳴する力で仲間達を守り、奪われたエルを取り戻すことに拍車をかける。
16歳(男)/武器:両手剣
世界を守るために剣を持った孤独な聖騎士

エルの力を使えるようになってからエルとの同調率が急激に上がっていた。

しかし、 戦いが続くにつれて空っぽになった心に出所の分からない使命感が埋め尽くされた。
強い力を使えば使うほど、頭と感覚が呆けていく。

たとえ何かを失っても皆の期待を裏切ることはできない。
この力はエルと世界を守るための力。

聖なる力が込められた剣を握り締めて聖騎士は再び戦場に立つ。
年齢不詳(男)/武器:両手剣
ただエルとエリオスのために存在する守護騎

エルの復元で全てが終わたと思ったが、いつの間にか自分はエルと分離されてまた敵を処断していた。
エルを、世界を、仲間を守るために、たった一つだけを犠牲にした選択だったが、
自分の役目はまだ終わっていないみたいだ。

全ては運命に従って。
エルから授かった使命のためにエルの力を完全に受け入れたエルスは
ただエルと世界を守るために存在する守護騎士として覚醒する。

アイシャ

15歳(女)/武器:杖

幼い頃から大魔法使いの称号を持っていた強力な魔力の持ち主。
賢者である祖父と共に旅をしている最中、古代魔法アイテム
発掘現場で指輪の呪いにかかってしまう。

指輪に大部分の魔力を奪われたアイシャは、自分の力を取り戻すために
消えた力を追跡する旅に出る。
自然の力で魔力を浄化し戦う元素魔法の使い手。

魔力浄化のために精霊と契約を結び
錬金術に加え炎、氷、風、土の4大元素を魔力化し
爆発させる。
万物に宿る元素を自在に操る魔法使い。

エルの力との調和、そして黒魔法を凌駕する錬金術。
精霊の力を放つハイマジシャンは、長い修行の末に
万物に宿る元素の構成を深く理解し、操れるようになる。
それがエレメンタルマスターである。
元素術の究極的運用法「エーテル」を編み出した賢者。

さらなる高みを目指すことを決心したアイシャは
元素術の極限を理解し「エーテル」という概念を
作り出すことに成功する。
闇の力を操る魔法使い。

強大な魔力を制御するために長い期間
修業を続けた魔法使いたちは闇の力に染まった
魔力を操る境地にまで至る。闇の力に
飲み込まれるリスクを背負いながらも
常に力を求めている者がダークマジシャンである。
闇の魔力を克服した魔法使い。

強靭な精神力と魔力耐性を向上させ、
黒魔法の根源である「アンゴル」と契約を結び
闇の魔力を意のままに操る。
魔神アンゴルが認めた黒魔法の主。

アンゴルはこれまでアイシャが見せてきた無限の可能性と
その力を認め、闇の根源を使う新たな契約を提示する。
その契約の影響で本来の姿で顕現することができるようになった
アンゴルと共に黒魔法の頂点へと上る。
魔術師界の接近戦スペシャルリスト。

師が残した魔力のペンダントを使い、
魔力を増幅できる「変身」が可能になった。
ムーンストーンの力をペンダントに注入し
接近戦で不利だった身体的な限界を
空間移動と束縛能力で補うことに成功した。
時空を超越する魔術と体術を駆使する魔法使い。

己の限界を感じていたアイシャは、ペイターの書記官
アレグロからムーンストーンの存在を聞くことに。
ムーンストーンの力をペンダントに注入し、
時空を操る魔力を手に入れる。
全ての時空間を自分の領域に作り変える最強の魔法少女。

試行錯誤を繰り返した末、変形する時空間を維持するためには
爆発的なエネルギーが必要だということを悟ったアイシャ。
時空間を安定させるために、制限していた魔力を
全て解放することにする。やがて自らの因果を超越し
究極の姿へと変身したアイシャは
何人たりとも止めることのできない最強魔法少女として生まれ変わった。
17歳(女)/武器:杖
新しい知識に耽溺する研究家

指輪に魔力を奪われたアイシャは大きい喪失感を覚えたが、
これもまた新しい発展の可能性だと考え直した。
その後、ベスマ村で発見した錬金術を通じて
今まで知らなかった
無限な可能性と忘れられた古代魔法との連関性を知り、深く魅了された。
学究肌のアイシャは錬金術の研究に没頭して
無限な可能性の存在、「ウィズマジシャン」に生まれ変わった。
18歳(女)/武器:杖
ホムンクルスを創造した錬金術の主人

錬金術を探求していたアイシャは自分だけの術式を完成するために
レンダール家の秘密古書を参考として
エリオス各地にいるレンダール家が持っている情報を集めて研究に没頭した。
知識を探求すればするほどさらなる真理への渇きはますます大きくなり、
自分の体に無理な実験を繰り返した。
ベスマ村の魔法石を材料としてホムンクルスまで創ったアイシャは
強力なフラスコ爆弾とホムンクルスを従える
「ミスティックアルケミスト」として真理への旅をまた始める。
20歳(女)/武器:杖
賢者の石と一つになって必滅を断ち切った不滅者

錬金術に没頭したアイシャは伝説の物質である賢者の石の研究をし始めて
危険な実験を繰り返した末にやがて賢者の石を創った。
賢者の石を通じて見る世界はどうかな?
賢者の石と一つになって永生の力を得て必滅の法則を断ち切ったアイシャは
真理を飛び越えて知識を永遠に探求していく不滅者である
「ロードアゾット」に生まれ変わった。

レナ

未詳(女)/武器:弓

メンバーの中で最も成熟した美しいエルフ。
弱っていく精霊界との連結を補うために、消え行く
エルの気を取り戻す必要性を悟ったレナ。
ルーベン村にあるエルの樹からエルの共鳴を感じ
一行に合流するが…
近接格闘技を強化したエルフの格闘家。

格闘技術を主に磨き上げた。
「コンバットレンジャー」と呼ばれる彼女らは、遠距離攻撃で
相手の動きを封じ、優雅な動きで敵を
撃退する武術の達人だ。
魔力を闘志に変え、身体を武器にするエルフ格闘家。

体術に特化したコンバットレンジャーは
修行を重ねるほど限界を感じるようになるが、
ついにエルフ特有のマナの力を闘志に変換する技術を
習得することになる。矢に込めた魔力を強烈な
闘志に変え、自らの身体を武器に変えたエルフ戦士、
それがウィンドスニーカーである。
風と一つになり、敵を殲滅するエルフ格闘家。

風の精霊を受け入れたレナ。
時にはそよ風のようにやさしく傷を癒やすサポーター、
また時には爆風のように敵を蹴散らす最強の
エルフ格闘家として生まれ変わる。
弓を使った攻撃をさらに磨いたエルフの名射手。

より強く、より遠く、より速く魔力の矢を飛ばし
自然との親和力で魔力の回復能力が強化された。
エルフ最強の名射手。

狙撃を極めたスナイピングレンジャーは
より広範囲の動きを捕捉し、迎撃する能力を強化する。
また自然との親和力が高いレナは驚異的な
魔力回復スキルを習得する。
敵の接近を許さない遠距離スペシャルリスト。
それがグランドアーチャーである。
精霊界の守護を受ける崇高なエルフの引導者。

エル捜索隊と最後まで共にしたいというレナの意志を尊重した
エルフたちは、種族の代表として世界の未来を託し、
精霊界との誓いが宿る精霊石を送る。
これを受け取ったレナは、精霊界の守護を受ける最高の
エルフ戦士「デイブレイカー」となり、自分と皆の未来のための
新たな旅が始まる。
弓と剣、トラップを使用するエルフ族の特殊戦士。

エルフ族の秘密特殊部隊「ナイトセイバー」に所属し
世界樹「エルドラシル」の力の宿った剣「エレンディル」を使う。
エレンディルによって魔力を発揮するだけでなく
敵に素早く接近し、致命的なダメージを与えることができる
唯一の弓使い。
エルフ特殊部隊ナイトセイバーの最強戦士。

トラッピングレンジャーとしての戦闘術は
戦闘が激しいほどその能力を発揮し、成長を重ねた。
アルテラの防衛に成功したものの、世界樹「エルドラシル」の
力の宿った剣「エレンディル」が折れてしまう。
アルテラの職人によりさらに強化された「エレンディル」で
武装したレナは冷徹に敵を殲滅する
ナイトウォッチャーに生まれ変わる。
自然の影を率いる優雅なる夜の監視者。

世界を守ろうとするエルドラシルの意志を受け入れたレナは
エレンディルの所有者だった先代ナイトウォッチャーの経験と
知識を得る。この地の存在ならば順応せざるを得ない
自然の静かで強大な力。レナはそれを代弁する
影であり、最強のエルフ戦士「トワイライト」として生まれ変わる。
文章に宿った精霊の力を扱う精霊界の仲裁者

精霊たちが人目を避けて姿を消したことに気付いたレナは
精霊と人間の紐帯を通じて二つの世界の結束のために
自分が精霊界とエリオスの仲裁者になろうと心を決めた。
精霊たちの声を世界に届けるために言語の形で記録していたレナは
自分の文章に精霊の力が宿るのを見て
この力を使って仲裁者としての旅を続ける。
精霊語の文章と旋律を組み合わせて歌う吟遊詩人

精霊の声を記録して精霊文字の謎に疑問を抱いたレナは
ペイターで古代の魔法言語に詳しい魔法使いと出会って一緒に精霊語を解読する。
文法と韻律に音階を加えることで更に強くなれることに気付いたレナ。
発見したいくつかの調合と規則を活用して精霊の歌を作ったレナは
いつの間にか人々の心を癒やして
戦場では味方をサポートする吟遊詩人に生まれ変わった。
繰り返される歴史の流れを読んで世界の声を伝える預言者

聖所エリアブルンヌでより鋭くなった感覚。
精霊たちの声が普段よりはっきりと聞こえてきた。
それに、文に単語、文章、文脈があることと同じく、
世界に起きていることにも流れと規則があることに気付いたレナ。
強い力を得たならその力だけの責任が付いてくるものだ。
自分に託された精霊たちの意志と大切な仲間たち、
無数の絆たちの為にレナは喜んでその重い荷を背負うことにした。
鋭い直感と精霊たちの知恵で危険を予知して世界を導く預言者。
今レナの歌が新しい時代の幕を開ける。

レイヴン

24歳(男)/武器:ナソードハンド、長剣

平民から名の知られた傭兵騎士団長まで上り詰めたが
貴族の妬みによって汚名を着せられ全てを失った。
ナソードによって復活し、王国へ復讐する機会を狙っていたが…

その後、自らの行いが世界を混乱させたことに責任を感じ
エルスたちに力を託すことになった。
素早い剣術の達人。

レイヴンは自らを守ってきた独自の剣術
にさらに磨きをかけた。体の一部がナソードに
改造された後、体が支配されないよう制御装置を
取り付け、より練磨に励んだ。そうして、ナソードの力ではなく、
剣を選び極めていく様子から「ソードテイカー」と呼ばれるようになった。
精巧で鋭い片手の剣術マスター。

正しい目標を目指し、正しい道を進むべきである。
贖罪は強き意志となり、さらに己を磨き上げた。
風のように舞うリズミカルな攻撃は、烈火の如く猛々しく
柳の如く柔らかい。
極限のスピードで時間さえも斬り裂く超神速の剣士。

剣に贖罪の道を見出してきたレイヴン。
人間だった頃の感覚が残っており、剣先を鈍らせる。
あの時、人間としての自分を取り戻せたなら…
この境地の先を見られたのだろうか?
極限の剣術を完成させるため、ナソードハンドを人間の腕に改造する。
ナソードハンドで敵を粉砕する戦士。

繰り返される戦闘で身体に宿るナソードの力が
強くなっていくことに気付くレイヴン。
ナソード装置の暴走を止め、その力を
限界まで制御するようポンゴ族に依頼する。
ナソードの力を利用する戦い方を選んだ
レイヴンはオーバーテイカーと呼ばれる。
凶暴なナソードハンドまでも自分のものにした戦士。

目標があれば一心不乱に駆け抜ける。
たとえそれが自らを破滅へと導くものだとしても…。
破壊から目を背けないレックレスフィストは
爆発的な攻撃力で敵を徹底的に破壊する残酷な勝負師。
ナソードの力と共存することにより限界を越えた闘士

まるで意志を持っているかのように暴れる自分の腕を見るレイヴン。
これ以上、ナソードハンドを拒まず、
受け入れることにする。気持ちが通じたのか、少しずつ
ナソードハンドが安定しはじめた。苦痛さえも力へと変えていく
レイヴンに越えられない試練はない。
ナソードハンドの炎で敵を殲滅する戦士。

ナソードハンドを武器として使う知略家。
傭兵団の頃から身に着けてきた実戦戦闘を得意とする。
火炎弾の爆破力とナソードハンドの過熱システムを使い
自身を犠牲にして繰り出す連続攻撃は
一瞬にして敵を殲滅する。
自身を犠牲にして強力な一撃を放つ勝負師。

ナソードハンドの度重なるオーバーヒートに限界を感じた
レイヴンは、さらなる耐久性と破壊力を求めるようになる。
ポンゴ族から火炎核を入手し、ナソードハンドを改造するが
重量オーバーのため作動すらままならなかった。
これを解決するためストーンゴーレムから入手した
浮遊石を使い、新型ナソードハンドを完成させる。
圧倒的火力で敵を殲滅するベテランコマンダーがついに誕生した。
自分自身さえも武器として使う冷徹な戦略家。

絶え間なく襲いかかる強敵との戦いに疲弊していく
仲間を見ながら、より強大な力を欲していたレイヴン。
彼はナソードハンドの火炎核を完璧に扱うため、体を
再び改造することを決心する。自らを犠牲にしても
全てを守り抜く不屈の闘士「ノヴァインペラトル」が誕生したのだった。
贖罪の道を捨てて復讐の道を歩む復讐者

支配装置から逃れた後に贖罪の旅をしている中で、
レイヴンはまだ自分の中に怒りが残っているのを気付いた。
抑えようとすればするほど苦痛は大きくなって、
その中で思い浮かべる過去の記憶で
この怒りは最初から全て自分のものだったと気づく。
もうこれ以上支配装置に弄ばれないように
ナソードハンドを破壊することにしたレイヴンは
アルテラシアでナソードハンドを崩壊させた後に復讐の対象を探す旅に出る。
憎悪という毒を溜めて復讐の道を進む死神

ナソードハンドはアルテラシアによって破壊されて、
レイヴンの左腕は寄生植物の力で生まれ変わった。
寄生植物の侵食は腕から初めて前進に広がっていて
視野さえぼやけていく中で、
レイヴンはポンゴ族の助けで侵食を抑制できる鎧を手に入れた。
これで行く手を立ちはだかるものが消えたレイヴンは
憎悪という毒を溜めて敵を容赦なく抹殺し始めた。

亡者たちの願いを背負って復讐の道を歩む亡霊騎士

侵食を抑制する装備はアルテラシアの侵食を防いでくれたが、
変異したアルテラシアの毒はだんだんと左手に溜め続けていた。
猛毒が染みている左腕は周りの全てを瞬時に灰にした。
レイヴンは虚しく消えた無数の願いと大切だった仲間たちを思い浮かべた。
いつか、彼らとまた会えるその瞬間だけを待ちわびながら
亡者たちのための復讐の道を再び歩み始めた。

イヴ

未詳(女)/武器:ナソードギア

高い知能と自我を持つナソードの女王。

エルの力が消えた時に冬眠状態に入っていたが、偶然感知した
エルの力によって目を覚ました。自ら作り出したエネルギーコアがエルスたちによって
破壊されたことを知り、もう一度エルの力を手に入れるために
一行に合流する。
攻撃型のギアで戦闘する破壊の女王。

より強い敵と戦うためには、より強い存在への
変化が必要だった。イヴのプログラムに隠されていた
戦闘コード「エキゾチック」が未完成状態で残っており
彼女は結局そのコードを解除する。
イヴはコードエキゾチックとともに、すべての存在を制圧し
屈服させる破壊の女王として再び目を覚ます。
古代ナソードの武器で一掃する破壊の女王。

ナソード復活に必要なエルの欠片を手に入れるため
早くこの戦いを終わらせるべきと考えるイヴ。
少しずつ集めてきたエルの欠片をコアに装着させることで
より強力な古代ナソード武器を召喚できるようになった。
コードネメシスは、より強大な破壊の力をイヴに与える。
限界を越え、覚醒した黒い破壊の女王。

完璧な未来のためには、これまで以上の力が
必要だと考えるようになったイヴ。
コアの中にあるエルの力がその意志に反応し、
新しいコードを構成し始める。
どの戦闘ナソードも到達できなかった境地。
自らを「コードアルティメイト」と命名したイヴは
真の破壊の女王となる。
ナソードを召喚して戦うナソードの女王。

破壊されたコアを通して、ナソード研究ができなくなった
イヴは自らのアーキテクチャーコードを解除し、
知性を持つナソード「オベロン」とを創造した。
未完成ゆえに意図せぬ動きもするが
彼らは女王の孤独を知る忠実なる臣下だ。
強化ナソードを指揮するナソードの女王。

エルの力がある程度集まると、イヴは再度
新型ナソード「オフィーリア」の誕生を試みる。
オベロンと同じく未完成ゆえに意図せぬ動きもするが
彼らは女王の孤独を知る忠実なる臣下である。
こうしてナソード女王、コードエンプレスが誕生した。
慈悲深い純白なナソードの女王。

ナソードのことだけを考えていた単純な思考から離れ、
自分が大切にするものを守ろうとしてきたイヴ。
自分が願う未来はナソードと皆が共存する
世界であると悟る。その夢を叶えるために
「コードエセンシア」という名で新たな旅が始まる。
エルの力をビームに変換して戦うナソードの女王。

ナソードコアを起動させるために大半の力を
消耗したイヴは、エルの力を最適化することができる
コードエレクトラを解放する。その結果、蓄積された
エルの力をビームやエレクトロンの形で出力・再構成し、
活用する力を手に入れた。
眩い光で敵を殲滅するナソードの女王。

キングナソードのコアから新たな戦闘コードを発見した
イヴは、ムーンストーンを融解してコードを復元する。
新コード「コードバトルセラフ」は、強大な力を持っていたが
感情制御回路でエラーが発生し、イヴは感情を閉ざすことに…
新たな力とナソードの再建のために…
眩いほどの光を放つ閃光のナソードクイーン。

コードバトルセラフと感情回路の衝突によって発生する強力な
エネルギーを持続的に発生させる「コードサリエル」を
構築するイヴ。だが衝突の負荷により損傷をし続ける
感情回路を捨てきれず
今日もイヴはナソードの復興のために戦場へと飛び込む。
未詳(女)/武器:ナソードギア

禁じられた力に目覚めたナソードの女王

イヴは破壊されたコアを調査する過程でヘニルを研究した過去に廃棄された未知のコードを発見する。
危険を冒してコードを開放し、強大な力を手に入れたが、イヴは自分の空中機動コードが完全に消えたことに気付く。
今までの努力が間違った選択だったと認めたくなかったイヴは消失されたコードを最初からなかったことにして、「コードアンノウン」の強大な力を操り始める。
未詳(女)/武器:ナソードギア

失敗やヘマなどはしない完璧なナソードの女王

コードアンノウンの力で王国の再建に拍車をかけるイヴだったが、いつからかスタックし続けている数百件のエラーメッセージが気になった。
なにか間違っていると認められなかったイヴは全てのエラー値を正常なリターン値に強制置換する「コードフェイレス」を作成する。
新しいコードによって修正された情報たちはエラーと正常の両極に走って結果的に感情回路を暴走させた。
イヴは時折訪れる極端的な歓喜と怒りの中で決して失敗をしない完璧なナソードの女王になろうとする。
未詳(女)/武器:ナソードギア

自分に反する全てを否定する絶滅の女王

消失された無数な情報とコードたちは正しい情報と完璧なコートに代替された。
正常値に強制的に変換された情報がスタックされるほど、正しさの定義が曖昧になっていく。
イヴは完璧な自分に逆らう全てを排除すべきの誤謬に規定する。
何も間違っていない童話のような世界で自分に従わず反旗を翻す全てを破壊して否定する絶滅の女王の完成だった。

ラシェ

13歳(男)/武器:大砲(デストロイヤー)

本名:プリンス・セイカー
セニス公国の首都ハーメルを守護するセイカー家の息子。
ハーメルの白い巨人と呼ばれる父が魔族の呪術によってハーメル侵略の
盾にされ、それを止めることができなかった彼は、力をつけるために
エルスとともに旅に出る。その時までは本名を捨て、自らを
「ラシェ」と名乗る。旅を通して精神と肉体を鍛錬させ
強靭な意志に
守護石が反応し、より強力なフライトニアと
デストロイヤーとして覚醒させた。
どっしりと味方を守るガーディアン。

ラシェの強い意志に守護石が反応し、より強力な
フライトニアとデストロイヤーとして覚醒する。
どんな攻撃にも耐えるフライトニア。
どんな敵をも吹き飛ばすデストロイヤー。
真の力に目覚めたハーメルの守護者の前には
どんな敵も恐怖に包まれる。
味方を守り、敵を殲滅する強力な守護者。

仲間を守りたいという願いが守護石に伝わり
新たな力が目覚めた。純粋な意志と力は、
フライトニアと融化し、目覚ましい変貌を遂げた。
敵の攻撃を防ぎ、デストロイヤーの一撃が降り注ぐ。
戦場の真ん中に彗星のごとく舞い降り、敵を制圧する戦場の守護者。

これまでの戦闘経験と仲間を守ろうとする
ラシェの気持ちに反応し、守護石は新たな力を授ける。
不屈の意志で武装したラシェは躊躇なく戦場に飛び込む。
拳銃「シルバーシューター」で戦う守護者。

デストロイヤーの弱点に気付いたラシェは
守護石を研究した末、もう一つの武器
「シルバーシューター」の形状化に成功する。
デストロイヤーの隙を補う効果的な戦法で
一気に敵を殲滅する。
二丁のシルバーシューターを扱う魔弾の守護者。

シルバーシューターの機動性と魔弾が持つ破壊力を
使いこなすためにデストロイヤーの力を調整していた
ラシェは、ついにシルバーシューターの形状化に成功する。
その魔弾は敵に察知される前に戦意を喪失させる。
敵に息つく間も与えないシルバーシューターで
武装した死の追跡者「デッドリーチェイサー」の誕生だ。
目にも留まらぬ速さで敵を貫く魔弾の射手。

これまで得た知識とエルの力を土台にダブルバレル構造の
「ファントムシューター」を作ったラシェ。冒険で鍛えられたラシェと
守護石の力は既にそれを扱うには十分だった。
一気に敵を制圧して幽霊のごとく消え去るラシェは
「フェイタルファントム」と呼ばれ、敵を恐怖に陥れる。
遠距離砲撃に特化した重火器歩兵。

父の未完成だった守護石の強化研究文書に
旅で手に入れた錬金術と爆破理論を加えて
自分だけの新しいデストロイヤーを完成させる。
キャノンボールを利用した遠距離砲撃中心の
スタイルを構成し、遠距離砲兵として
「シェリングガーディアン」の称号を手にする。
強化キャノンボールと砲撃で戦場を廃墟と化す。

古代ナソードの技術と錬金術を結合し、錬金術エンジン
ディスフローズンポータルを開発することによって
高出力エネルギーを広範囲に放射できるようになった。
同時に自分の戦闘スタイルを研究し、中・長距離砲撃を
強化したキャノーニア本来の姿を形作っていく。
終わりなき探求の末に、物理的限界を超えたキャノーニア。

デブリアンの研究所でヘニルの力でポータルを開く
ナソード構造物を発見したラシェは分析に没頭し
ついにディスフローズンポータルと融合した新しい姿の
デストロイヤーを作り出すことに成功する。
常軌を逸した果敢な研究、戦場を砲撃で制圧するラシェは
やがて「センチュリオン」と呼ばれるようになり、
砲兵たちのカリスマとなる。
優しい心で他の人を助ける守護者

魔族の侵攻を無事に阻止したラシェは
まだ戦跡が残っているハーメルを全力で助ける。
自分が明るい姿を見せると
他の人を元気づかせることができると信じているラシェは
自分にできることを頑張っていこうと張り切った。
鮮やかに燃える意志に反応した守護石はラシェをコルガーディアンに覚醒させる。
弱き者を受け入れて彼らの心の支えとなった救済主

ようやく取り戻したハーメルの平和を守るために
ハーメルの錬金術師たちと一緒に
守護石の根源になる水のエルの研究を始めたラシェ。
ついに新たな力を引き出すことに成功した。
もっと多くの人々を助けるようになったラシェは
義務感から開放されて心から献身するディヴァインパネスに生まれ変わった。
自分が守るべき全ての人の慈愛で抱く聖域

荒い戦場の中でまっすぐに立っているラシェの姿はまるで天使のようだ。
完全に自分の意思で人を助け続けて
皆を守る純粋な使徒の歩みに守護石は更に新しい形に覚醒した。
ラシェは守るべき全ての人を慈愛で抱く聖域、
ディウスアエールとなって無垢な善行を行っていく。

アラ

17歳(女)/武器:槍

フルオネ大陸北部にある帝国の武家の娘。
兄アレンは魔族のダークエルによって魔族化し、
村と家族を襲った。
家の祭壇でかんざしに封印された霊狐「白」とともに
兄を元の姿に戻すため、旅に出る。
白は封印を完全に解くというたくらみを持ったまま…
ハーン家の正統派槍術に長けた小さな神仙。

兄を捜す旅の中でも、多くの人々を助けながらエルの行方を追い
より意味のあることをしようと
決意する。善なる心で悪を行う者を罰する
正義の道を歩む者。人々はアラの
その志に敬意を表し「 小仙」という
名で呼ぶ。
華麗な槍術で敵を一掃する正義の審判者。

旅の中で数多くの修羅場をくぐり抜けてきたアラ。
この世に悪人がいる限り、兄のような被害者が
出るかもしれないと思うようになり、天罰を
与えることで自らの意志を正義を貫くと決心する。
天の如き審判者となり、悪人を滅するアラを人々は「帝釈天」と呼んだ。
武神の境地に到達した白衣の仙人。

立派な武人に成長し、敵の悪意を見抜く
洞察力を身につけたアラ。見た目は
穏和で控えめだが、槍を振り下ろす度に
天地を揺るがす武神の境地に到達する。
禁じられた技を手に入れた氣功師。

兄を捜す旅で力を求めるアラは、自身の力とは
相反する運用法が記された黒い秘伝書を手に入れる。
勝つために禁忌の力を手に入れ、迷いなく奥義を
繰り出すアラを人々は「小魔」と呼んだ。
強力な氣功術で敵を殲滅する虐殺者。

終わりなき戦いに疲弊するアラ。
斬り続けばいつか兄と出会える日がくるという
微かな希望を抱き、修行を続ける。
厳しい修業の末に独自の氣功術を体得した
アラは敵を永遠の奈落へと導く虐殺者、冥王となる。
死を呼ぶ奈落の引導者。

いつの頃からかアラはさらなる強敵との戦いを
欲していることに気づく。足元に転がる
魔族を見て、力こそこの世界の正義であると
悟ったアラは圧倒的な力や手段にこだわらず
非情なまでに敵を殲滅する虐殺者として生まれ変わる。
退魔術と千年妖狐「白」の力を扱う小さな妖怪。

白と身体を共有するアラの姿は、エルダー村の
錬金術師エコの好奇心を刺激した。
エコの記憶映像投影装置でアラは白の過去を
見ることになり、鬼殺奥義を習得する。
白の力の一部を手に入れたアラの奥義を見て
人々は「小妖」と呼んだ。
千年妖狐「白」と同化し、敵を制圧する神出鬼没な武人。

悪行の限りを尽くす兄にショックを受け、
精神のバランスが崩れそうになった時
突如として白の声が聞こえてくる。
力を受け入れたアラは
強大な妖力を手に入れることになる。
神獣との繋がりから誕生した初めての妖狐神仙。

仲間と共に成長し、自らの道を切り開くアラを見ながら
単純な強さではない何かがアラにあると
認めた白はハーン家の最後の後継者に
新たな契約を提示する。
白の力と一つとなったアラの力の前で、全ての敵は翻弄され闇へと葬られるだろう。
霊力に目覚めて霊獣を救った小さな救済者

魔族の襲撃を受けた家を守るために
白の力を借りる途中でアラは霊力に目覚める。
それをきっかけにアラは居場所を失くした霊獣を見られるようになって
彼らを助けようとしたが、
白は目に見える全てを助けることはできないと彼女を責める。
彼らを見ないふりするのはできないと彼らを引き取り始めたアラに
霊獣たちは感謝の気持ちで力を貸してあげた。
アラはこの力を操りながら新しい旅を始めた。
霊獣たちの目線で世界を見る霊獣たちの代理者

ランの痕跡を追いかけながら魔族に苦しむ人々を助け続けるアラは
不安になってもっと霊獣たちを上手く操るために自分を責めたが、
そうするほど霊獣との結束力は弱くなる一方だった。
アラは修練を通じて霊獣たちの力は自分が統制するわけではなく、
彼らの意志で自分に貸してくれたことで、
アラと霊獣たちがお互い理解し合えた時に力を完全に発揮できることを理解した。
やがてアラは霊獣は霊獣と人間、両方の世界に両立できる霊獣たちの代理者となる。
人間界と霊界、それぞれの進む道を照らす万物の引導者

ランを追跡する旅で相変わらず魔族に苦しむ人々と
住処を失った霊獣たちを助けることが
お兄様を取り戻すことに邪魔にならないかを心配することもあった。
しかし、霊獣の代理者を超えて、人間の狭い視野を超えて、
万物の理を理解するようになった。
皆を救済する過程でお兄様を正しい道に導く方法も見つけた。
人間と霊獣、両方の世界を全て理解して合わせる救済の力を見つけたアラは
人間界と霊界の皆が進む道を照らす万物の引導者になった。

エリシス

16歳(女)/武器:重剣

ベルダー王国の自由騎士だった父の影響で、優れた実力を有していた。
突然の魔族襲撃によって自らとエルスに
危険が及ぶことを察知し、魔族の陰謀を阻止するために
ベルダー王国の騎士団に入団する。そしてある日、
ペイターとベルダーを襲撃した魔族と再び遭遇することになるが…
ずっしりとした重剣を荒々しく振り回す騎士。

目まぐるしい活躍で世間の注目を浴びた
赤い髪の騎士「エリシス」は、ベルダー王国の首脳部に
その実力を認められ、王国の剣「 セイバーナイト」となる。
エリシスは王国の支援を受け、本格的に
魔族を追い始めた。
強力な剣術とカリスマで戦場を支配する騎士。

王国の重要任務を遂行するセイバーナイトであるエリシスは、
ペイターとベルダー王国騎士を指揮する。
剣術の基礎を振り返る中で更なる高みへと至り、
王国を代表する赤い騎士団の団長、
グランドマスターとなった。
強烈なカリスマで群衆を導く孤高なベルダーの騎士。

周りの期待が大きくなるほど剣の重みが増していく。
しかしエリシスにとっては、自身を支えてくれた者たちの
気持ちが集まって完成した剣であったがために
それは重荷ではなく力の源であった。
圧倒的な気迫で敵の戦意を喪失させる勝利の象徴
赤い騎士団長エリシスに敗北の二文字はない。
炎の剣術を得意とする魔剣士。

魔族スカーとの熾烈な戦いの後、無意識に血族の力を
解放したエリシス。旅の途中で出会ったエルダー村の
錬金術師エコから魔力制御手袋を手に入れる。
身体に流れる爆発的な炎の力を制御できるようになった
エリシスを人々は「パイロナイト」と呼ぶ。
圧倒的な火力で戦場を消滅させる魔剣士。

燃え盛る炎の力を制御できないエリシス。
アレグロの助けにより、古代の知識を伝授され、
制御装置を外しても自在に扱えるようになる。
エリシスは燃え上がる炎の身体を持つ
ブレイジングハートとなり、冒険を続ける。
太初の炎を纏う化身。

恐怖に打ち勝ち、完全な力を受け入れなければならないことを理解した
エリシスは自分を信じて全ての力を解放することにする。
そして自らが炎と一体になるスキルを習得し、
戦場を焼き尽くす炎の化身として生まれ変わる。
自らの正義を貫く闇の剣士。

エルの欠片を独占してエルダー住民から搾取する
ウォーリーを阻止しようとするエリシス。
ルイチェルは紳士的なやり方では
止めることはできないと忠告する。
真っ当なやり方では解決できないこともあると気づき、
自らの正義を貫くため「ダークナイト」となる。
敵を無残に切り刻む血の復讐者。

魔族との戦闘中、敵の待ち伏せ攻撃によって騎士団を失い
重症を負ったエリシス。生死の岐路を彷徨う中
無意識にダークエルから闇の力を吸収し、かろうじて命を繋ぎ止める。
回復したエリシスは闇の力によって
復讐の狂気に捕らわれ、血の復讐者
「クリムゾンアベンジャー」として生まれ変わる。
血に飢えた死の騎士

本能的に湧き出る殺意と血を欲する狂気。
長時間、魔気を使ったせいですでに体と心は
深い闇へと堕ちていた。もう以前の姿には
戻れないと気づいたエリシスは、自分の全てを投げ捨て
魔族を抹殺する死の騎士。
ブラッディクイーンとして生まれ変わる。
剣の形で実体化した青い武器を一緒に使う双剣士

魔獣の攻撃を受けている旅人たちを助けたエリシスは
旅人が持っていた青い宝石の剣と共鳴し、強大な力を手に入れた。
エリシスは修練で自分の思いのままに剣の形を変えて使うことができることに気付いたが、
力を使うほどその危険性にも気付いた。
エリシスはこの力を完璧に使いこなそうと目標を立てて旅し続ける。
大切な人を守るために修練を重ねる双剣士

自分が手に入れた青い力がエルと関係があることに気付いたエリシス。
能力を使えば使うほど少しずつ記憶を失う副作用に不安を覚える。
しかし、記憶を失っても修練と戦闘の経験が残っているし、
相手を見分けられなくなってもその環状は鮮明に残っていた。
消えるのは記憶だけ、過去ではない。
記憶を失っても自分が守るべきの大切なもたちは変わらないから。
エリシスはパトロナという新しい名前で旅し続ける。
与えられた運命を拒んでエリオスを守護する剣

エルの剣を自由自在に操る境地に至ったエリシス。
左の腕はまるでエルとエリシスが同化されているのを知らせているように剣と同じ青い光に染まった。
自分が次代のエルの巫女と選ばれたことを知ったエリシスは深く悩みこんだが、
自分がエルの巫女になってもエリオスの問題は解決されないことに気付いた。
ならば、繰り返されるこの運命を受け継ぐ必要があるのか?
エリシスは自分だけの方式でこの受け継がれる運命を断ち切ることにした。
エルの力を管理して維持するエルの巫女ではない、
エルに脅威を与える敵を倒してエリオスを守護する戦士、
「アドレスティア」として自分の道を開いていく。

エド

16歳(男)/武器:ナソードドライヴ

より「人間」らしいナソードを作り出すために禁忌を破ったナソード
研究を行う一族の後継者として生まれ、その行いにより追われていた際に
時空間の狭間に落下し、膨大な知識を得ることになる。
その後、深い復讐心に囚われ過去へと戻る力を求めだし
膨大な量の古代コードを持つ「イヴ」を発見することになるが…
ナソードアーマーを利用した戦闘を行うマッドサイエンティスト。

研究を重ねたエドは「ナソードアーマー」という形態の
身体変化物質を作り出すことに成功する。
物理法則を無視して展開する力に魅了されたエドは
より完璧で強力なナソードアーマーの完全体を作るために
実験を続ける。
破壊の狂気に捕らわれた無情なる破壊者。

サイキックトレーサーになった後も力を求め続けたエド。
アルテラコアで手に入れた情報でドライヴを
アップグレードすることに成功するも、動力源の確保が行く手を阻む。
だがある日、ムーンストーンの存在を発見し
ムーンストーンを新しい動力源にして完璧なナソードアーマーの
構成に成功する。破壊の狂気に捕らわれたエドに、
人々は畏怖の念を込めて「ルナティックサイカー」と呼ぶ。
物理法則を超越した究極的な破壊の化身。

絶対的な力だけを追求した狂気は、何者にも
負けない絶対的な力を渇望し、物理法則を無視する
力を生み出した。道具と資源を使って発生する力には
限界がある。全ての弱点を克服するために
研究を続けたエドは、ついにナソードアーマーとの
一体化を成し遂げる。
ドライヴを有機的に変換して戦うマッドサイエンティスト。

過去へ戻るためのエネルギーを集めることが
簡単ではないことを悟ったエドは、ドライヴを
より知能的に運用する方法を探し求めた。
そんな中、道具を自分の手足のように操る
ハイテクノロジー設計図が存在すると知り、
トランスフォーム技術を完成させることになる。
超越的なナソード制御術で敵を蹂躙するマッドサイエンティスト。

エドはドライヴトランスフォームを改善するために
アルテラコアを調べて手に入れた情報を元に
ドライヴを新しく構成するが、核心動力源を
見つけられず落胆していた。そんな時、ペイターでの戦いで無機物を
自在に動かす魔族の力から一筋の希望を見出す。
そして、発動者の思考と意志を反映し
自立駆動する超越的ナソード制御技術
「マスターマインド」の完成に成功する。
究極の電脳世界を完成させたマッドサイエンティスト。

過去に戻るための研究を続けていたエドは、
自身の理論に致命的なエラーがあることを発見する。
たとえ過去の時間軸に戻ったとしても自分が行きていた過去の姿とは
完璧に一致することはないということだった。
夢見てきた完璧な世界を自身の手で設計することにしたエドは
自身の電脳世界に君臨する「ドミネーター」となる。
時空間を跳躍するマッドサイエンティスト。

ポンゴ族から奪った物質により元素の抽出に成功し、
時空間を自由に行き来できる機能をドライヴに搭載した。
エドは「タイムトレーサー」と名乗り、さらに時空間の誤差を
補正するためのエネルギー源を求め旅を続ける。
時空間を破壊しながら戦う最凶の悪魔。

新たに手にした力で過去へと戻れるようになったエドは
何度も過去への移動を試みるが、そこは自分が知っている
世界ではなかった。自分がいた過去の世界に
戻るのは不可能だということに気づいたエド。
極限の狂気に飲み込まれたエドは、超越的な知識と
科学力で時空間を歪めながら
破壊を繰り返す悪魔と化す。
果てなき矛盾に囚われ、時空間を彷徨うパラドックスの悪魔。

無理なタイムスリップの副作用か、肉体の限界が
近いことを直感するエド。時空の毒性に浸食され
散り散りになる自我を掴みながら、禁断の研究を
自らの体で遂行する。その代償としてエドは時間の流れから
分離された思念体となり、無限の時空を彷徨うことになる。
幸せだった過去に戻りたいという一心で…
自分を守るためにドライヴを利用するナソード研究家

エリオスに潜んでいる数多くの危険を感じ取ったエドは周辺をもっと警戒した。
弱ければ食われ、強ければ支配する。
強くならなければならない。なめられたら狙われやすいから。
エドは自分を守るためにドライヴを利用し、自分を「アフェクトトレーサー」と称する。
自分の目的のために仮面を被った偽善者

エドはウォーリーから回収した資料の中で植物から抽出した成分で
人間を治療する母親の研究資料を発見した。
研究資料で人間もナソードと対して変わらないことを知ったエド。
母親の研究資料と自分のナソード知識を加えて
人間をナソードのように統制できれば簡単に目的を達成できると判断し、
実験のために世界に姿を表すことにした。
善意の仮面を被って君臨するマッドドクター

首に刻まれた敗者の烙印は薄っすらな痕跡だけが残り、
今までの無数な実験でエドは人を治療して強化する段階を軽く超えた。
魔族の侵攻で苦しんでいるエリオスは
希代の治療師で英雄であるエドから新しい希望を見て彼を称えて従っているが、
エドは彼らをただの実験体として利用しているだけだ。
エドの言う事なら何でも従い、絶対に裏切らない駒たち。
全てのものがエドの統制下にある。
エドは今までの研究の結果に基づいて
誰も足を踏み入れていない完璧の領域に人々を導く「オーバーマインド」になる。

ル・シエル

??歳(女)、24歳(男)/武器:魔力長剣、ガンブレード

エリオスへ脱出した魔界の王女と暗黒街のヒットマン。
魔族暗殺者の襲撃で生命の危機に陥った瞬間
魂の契約を通してかろうじて危機を脱し
失った権能の回復と権力を取り戻すために
魔族の痕跡を追う旅へと出発するが…
恐怖の魔手で敵を圧殺する魔界の君主。

魔族暗殺者との絶え間ない戦闘に、
ルーとシエルは徐々に疲れ果てていった。そんな中、ルーは失った
権能「恐怖を統べる力」に目覚める。
そうしてルーは自らのことは考えず、真の恐怖として
敵を闇に葬り始めた。
魔族の力で敵を瞬間的に滅ぼす恐怖の君主。

ルーの力が巨大化するほど、彼女と契約を結んだシエルの
魔族化は加速した。裏世界最強のヒットマンだった
シエルにとって、「恐怖を統べる力」は珍しいものではなかった。
裏世界にいた頃を思い出し、魔族の力を受け入れた
シエルは、自分の大切なものを守るため
あらゆる恐怖を統べていく。
容赦なく敵を葬る恐怖の魔王。

力を増していく敵との戦いに悩んでいたシエルは
ルーを説得し、自分の中に残していた
人間としての部分を捨て、完璧な魔族の力を
受け入れるようになる。彼らは契約による主従関係ではなく
同等な存在となった。恐怖の魔王がついに目覚める。
ルーを補佐する最強の執事。

魔族の力で人間の限界を超越するに至ったシエルは
一日でも早くルーの権能を回復させるため、全力で補佐する。
その結果、不本意ながら有能な執事として生まれ変わる。
シエルのサポートでルーは高貴な魔族の力を取り戻し、
自らの権能と玉座を取り戻すことに集中できるようになる。
深淵の悪霊を操る魔界の君主。

シエルのおかげで失った力を取り戻したルー。
微かだが魔界の君主としての権能を取り戻した彼女は
自分の一族に代々に伝わる古代の宝具と
深淵の悪霊を使えるようになり、強力なカリスマと
力で自分をこんな目に遭わせた魔族たちの追跡と
力の回復に専念する。
互いの力を合わせて過去の権能を超越した深淵の君主。

古代宝具「セフィロスファンタズマ」。
使用者の力を吸収する特殊な魔槍を媒体として
一時的に魂を一体化できるようになったルートシエルは、
二人でありながら一つ。
過去の権能を超越した力を得て
再び王座奪還に一歩近づいた。
破壊本能に目覚めた残酷な魔界の君主。

絶体絶命の瞬間、身体の奥底に眠っていた巨大な
魔力が目覚めたルー。溢れる魔気で全てを
屈服させるルーは次第に力に支配され全てを
破壊する残酷な破壊者と生まれ変わる。
溢れる力で敵を粉砕する破壊の魔神。

暴走する魔力は、完全にルーを侵食し
その影響は契約者であるシエルにまで及んだ。
戦闘が続くほど膨大な
魔力が流れ込み、シエルはだんだんと人間性を失っていくようになる。
結局、延々と流れ込む巨大な魔力に屈服したシエルは
ルーに従う道を選ぶ。
力で序列を保つ破壊の魔王と彼女の忠実なる腹心

少しずつ大きくなっていくルーの魔気はエリアノドと巨大エル復元を起点に
爆発的に大きくなった。殺意で作られた魔気は
ルーの体を覆い、全てを破壊する
殺戮者としての体を生み出した。シエルは溢れる魔気を受け入れ
ルーの衝動的な破壊行為をサポートする
忠実なる影となる。破壊の魔王のため、新たなるオモチャを探すために
彼らは今日も狩りを始める。
二回目の魂の契約の後に虚無に陥った君主

相次ぐ魔族暗殺者の襲撃にシエルが致命傷を負って倒れる絶体絶命の瞬間、
ルーはシエルを救うために魂の契約を再度行う。
成功の可能性が極めて低かったが、幸いにシエルの命を救うことができた。
だが、無理な契約のせいなのかルーの感覚は徐々に鈍くなり、
感情を失って虚無感に陥ってしまった。
底知れぬ心の虚無感はイドの形で発現されて敵を破壊する。
捻れた責任感に囚われた補佐官

二回目の魂の契約でルーのほとんどの魂を分けてもらったシエルは
体の奥底から溢れ出ている巨大な魔力と魔気によって体が変化していくのを感じた。
再契約した後からルーの感情は徐々に薄れていく。
それを自分のせいだと思っているシエルは
魂の契約の情報を求めて魔族たちを容赦なく踏み潰しながら調査をしてきたが、
それでも成果はなかった。
ルーは次第に状態が悪化していく一方だった。
シエルの自責の念と罪悪感は捻れた責任感となって深く刻まれて
強大な魔力で具現化してエゴに発現された。
虚無に陥った君主と無慈悲な補佐官

繰り返される戦闘でシエルの魔気はますます強大になり、
その魔気を操ることも上手になっていく。
敵への罪悪感も薄くなって邪魔になる者は容赦なく踏み潰していたが、
ルーを元に戻す手がかりは手に入れられなかった。
自分に尽くしてくれるシエルを見て温かい気持ちを感じたルーは
シエルに手を差し伸べて反応し、シエルは自分の努力が実ったと思った。
ルーには王位も力の回復も大した意味はなかった。
シエルは導く場所へ一緒に行けるならそれで十分だ。
しかし、シエルはルーが王座を奪還して過去の力を手に入れれば
全てが元に戻ると信じて目の前の全てを破壊していく。

ロゼ

19歳(女)/武器:各種銃器類

本名:アンナ・テスタロッサ
天界皇道守備軍のエリートとして皇女を守る
「皇女の庭園」のメンバー。皇女の庭園最強の
戦闘力を象徴するコードネーム「ロゼ」を賜った。
天界を脅かす災の根源を調査し根絶するため
皇女の命により別次元の世界である
エリオスへとやってきた。
戦闘ナビゲーター「ゼロ」に保存されていたエルの欠片を利用して
武器の改造に成功したロゼはエルのエネルギーで実弾の威力を強化させ、
巨大なビーム兵器を混用する戦闘スタイルの重火器兵に変化する。
「準備はいい?それじゃ…始めましょ」

火力の頂点に立つ機械化重火器兵。
ナソードとの戦闘で自分の限界を感じたロゼ。
つらい戦いを続いていたロゼの前で戦闘ナビゲーター「ゼロ」に保存されていた
対エリオス用クラスチェンジシステムが発動する。
究極の大火力装備を利用した火力で敵を制圧する戦争の支配者。
質量弾を自在に扱う重火器のマスター。

ロゼはビーム系の武器が敵を貫通せず弾かれる現象を経験し、
実弾の物理力増加に没頭し新しい武器を作ることにした。
火薬の爆発力電流の加速力を合わせた
最強のハイブリットレールガン「スーパーソニックバスター」
その巨大な弾はすべてを破壊し戦場には何も残さない。
天界からの緊急通報で皇女の身辺に脅威を感じたロゼは、
最短時間で任務を終えるために早いスピードと
積極的な近接戦闘を中心とする新たな力を手に入れる。
リボルバーを強化して素早い移動と射撃、強襲を利用する戦闘方式を強化したロゼ。
彼女が過ぎ去った道には血痕だけが残っている。
「それ以上は近寄らない方がいいわ。命が大事ならね…」

一刻も早く皇女のそばに戻ろうとするロゼは
クラスチェンジシステムにダークエルの力を加え、「クリムゾンロゼ」を完成させる。
執着に近い狂気が生んだ、手段を択ばない残酷な戦闘方式の血の暗殺者。
無慈悲な虐殺を生業とする鮮血の放浪者。

エルの復旧により、増幅したエルの力に露出していたロゼ。
それによってロゼの中のダークエルの力もまた増幅されていた。
不安と自責により不安定な状態となったロゼは結局ダークエルの
魔力に侵蝕されてしまう。善悪の境界が曖昧になってしまったロゼに残っているのは
皇女に対する執着のみ。彼女の後ろには殺戮された
屍が並んでいた。
不慣れなエリオスの戦闘を皇女への忠誠心で耐えてきたロゼは
様々な環境での戦闘に適応するために弾丸に属性を付与した。
多様な属性の手榴弾と爆発物で機動性は劣ったが、それをニトロモーターで補完して
戦場で活躍する彼女を人々は「戦場の天使」と呼び始めた。
「全隊突撃!戦の女神の加護が共にあるだろう!」
「ゼロ」のクラスチェンジシステムで上級クラスの力を得られたロゼ。
属性弾丸と手榴弾による強力な爆発攻撃と優れた機動性を同時に発揮する
強襲型攻撃スタイルのロゼはついに真の戦場の女神になった。
優れた機動力を活用した空中戦の鬼才

多くの命を脅かす悪を野放しにしておくわけにはいかない。
ロゼはエリオスに渦巻く陰謀を阻止するために決意する。
デブリアンの研究所で発見した高度なナソードエネルギー出力技術を
武器と推進機に合体させたロゼは
空中戦の鬼才ミネルヴァとして生まれ変わる。
エリオスで接したナソードという兵器に魅力を感じたロゼは
戦闘を通じて手に入れた資料と優れた工学的知識で
自分だけの戦闘ロボットを作り始め、絶え間ない研究と努力を重ねた。
その結果、「ゼロ」のエルの欠片の力でロボットの起動に成功する。
「真の強さは美しさの中でこそ花開く」

強い兵器を作り出したが、相変わらず外観はごつかった。
美しい兵器を作ろうとしたロゼは、
超小型エルのエネルギーの保存装置の具現化に力を入れて、
完璧な美しさを持つメカニックを作り出した。
艶かしくて強力な火力のロボットを率いながら、
戦場を号令するメカニックのマイスター。
衛星コントロール機械軍団の創始者

ヘニル教団との交戦後、戦力不足と判断したロゼ。
エリシオンとエリアノドで出会った
ナソードはロゼに大きな影響を与え、研究の末に
衛星システムを利用し、大規模な機械軍団をいつでも
陣頭指揮できる新たな力新しい力を手に入れた。

アイン

見た目21歳(男)/武器:ペンデュラム

エルの欠片を追うエルス一行の前に現れた謎の青年。
女神に仕える神官だと名乗り、ルーベンのエルの欠片を
捜す手伝いをするというが、その多くがベールに包まれている。
武器投影を活用した近接戦のスペシャリスト。

冒険を続ける中で、人間の姿に絶望と懐疑を感じた
アインは、神の力による武器投影と創造の力を活用した
戦闘を絶えず繰り返した。そして、最後には人間への希望を
完全に捨てたアインは、独自に行動することを決め、
より強力な神の武器を投影するために力を集め始める。
神の武器で敵を断罪する審判者。

終わりのない戦闘の中で、アインは自分の力の限界に
気づく。まだ完全に神の使命を
受け入れずに迷っている自分を発見したアインは
神の代理として、自分自身を神に捧げ
もっと完璧に使命を追いかけると決心する。そして訪れた
魔族との戦闘で、自分の限界を解放し
神から授かった強力な武器「神剣エアスデレッツ」を
発動できるようになる。
イスマエルの意志を受け継ぎ、下位神にまで上りつめた審判者。

エリアノドの一部復元されたエルを見て、アインは
二度と過去のような悲劇が起きないようにするためには
もっと徹底的で完璧にエルを保護する必要があると
気づく。今までの冒険と復元されたエルの力によって
完璧になった投影能力は、アインを下位神にも匹敵する
審判者として成長させた。
神の力とエルの力をを操る者。

エルス一行と生死をかけた戦闘を
経験してきたアインは仲間との共感を通して
徐々に人間の感情を感じるようになる。
その影響によって大気中のエルの力に包みこまれ、
神の力と融合した瞬間、新たな力が形状化される。
アインは「アイツ」と名付け、さらに修業に励む。
交感によって生まれた究極の力「アイツ」を指揮する者。

アインの中で徐々に大きくなっていく感情とともに
アイツも徐々に力を増していった。強力な魔族との戦いで
何度も訪れる危機の瞬間、アインはみんなを守りたいと
深く感じるようになり、神の力と
エルの力の完全なる誓約を成し遂げる。
人間と歩調を合わせて成長する感情の指揮者。

各自、試練を乗り越えたエル捜索隊。
アインはこれまで彼らと一緒に旅してきたことを誇りに思う。
感情を抱く自分を人間と同じ存在と考え、
自らの未来を切り開くようになったアイン。存在自体が
神と人間の交感の証となり、再びエル捜索隊と共に
冒険へと出発する。
混沌を彷徨い、変質した神の力を司る者。

エリオスを覆う巨大な魔力を感じたアインは
不安と恐怖、怒りの感情を抑えられなくなってしまう。
人間の力を借りてナソード装置を使ってみるが
既に巨大化した混沌を鎮めることはできなかった。
神から授かった力は変質し、身体は崩れていく。
アインは永遠に彷徨い始める。
神を裏切りし空虚なる絶対者。

使命のために身体が壊れる苦痛を耐え抜いたアイン。
女神と出会えばすべて解決されると信じ
前へと進むが、完璧な創造物であると思っていたエルが
ダークエルに堕落した姿を見て、女神への信仰を
失うことになる。完全なる混沌に飲み込まれたアインは
あらゆるものは無に還るのだということに気づき
空虚なる絶対者として生まれ変わる。
全ての最後に存在する空虚の主。

自分を束縛していた全てを捨てた時に感じた開放感。
この刺激こそが真の救援であり、全ての存在が
向かうべき方向だと感じたアイン。肉体という殻から解き放たれ
完全なる空虚の主として生まれ変わったアインは
哀れな被造物を自らのいる空虚の領域に引き込み始めた。
使命を果たせなかった神の使者

女神との連絡が途切れた後、
アインはエルが毀損されたことに対する自責の念とともに、
エルの力をぞんざいに扱っている人間に不快感を覚える。
焦りで心を乱して調子を崩してしまったアインは
微かなエルの力を集め、体の状態を維持するための応急措置をした。
この過程でエルの力の影響を受けたアインは新しい力に目覚めた。
アインはこの力に「アルト」と名付けた。
魔気と混沌の力に侵食された神の使者

応答のない女神を見ながら
アインは自分が女神から完全に忘れられたのではないかと恐れている。
その上に旅の途中で見つけたダークエルを無理して浄化した影響で、
アインが持っている権能の力が魔気に露出されて変質してしまった。
女神の使命をまともに果たせなかったと自責の念を抱く同時に、
魔気がアインの体を蝕んで抑えきれない怒りに飲み込まれた。
アインは必要以上にエル力を享受している存在からエルの力を回収し始めた。
女神の応答を渇望する歪んだ神の使徒

魔気と混沌の力に権能が汚染されて
エルを完全な状態に戻すことができなかったアインは
極度の虚無感と混乱に陥った。
漠然と込み上げてくる不安の中で悲しみと恨みで
切々と女神からの応答を待っていたアインは
結局、待つことを辞めてどんな代償でも払うと決断し、
女神が愛したエリオスを潰してでも
エルを女神に返して応答を引き出そうとしている。

ラビィ

年齢不詳(女)/武器:ミラー

黒い森の奥深く、かつてモンスターが大発生していたその中心地から
抜け出せないまま長い間生きてきたが、
「3度目の青い光」に導かれ
森の中心を抜け出すこととなる。その後、長い間わからなかった
自分自身を知るために
森を離れることを決意する。
教えを通じ成長した駆け出し鍛錬家

なぜかニーシャへの不安を感じるラビィは
ニーシャと戦うことを少しずつためらうようになる。
そんなとき、
戦いの教えを乞う機会を得たラビィ。
修練を重ねるほどに強くなる自分の力に
興味がわいたラビィは
戦いについての知識を
驚異の速度で吸収していく。
好き嫌いがはっきりした近接戦のスペシャリストト

失望ばかりの世界、次第に不快なオーラを出し始めるニーシャ。
ラビィは世界に期待することをやめ、自分の好きなことだけを
追うことを決心する。不安の原因であるニーシャを封印した
ラビィは自らの力を成長させることを念頭に置き
鍛錬を重ね、相手を探し求めて
旅を続ける。
自分の感情を制御し、力を発揮する永久の勝者

これまでの鍛錬と努力で些細な感情に振り回されることがなくなったラビィは
より高みを目指してニーシャの力を受け入れることにする。
強者と戦うためなら、嫌っていた感情すら
自らの力に変えて戦うラビィは
挑戦者を待つ永久の勝者となる。
ニーシャとの絆で成長する小さな光。

森から出てきたラビィは誰かの助けになろうと努力し、
その過程でニーシャとの絆がより深まる。
楽しいことも大変なことも全て分かち合うと約束したラビィは
ベロンドの修練提案を受け入れて
ニーシャと共にいくことを決意する。
ニーシャを通して想像を実体化するイリュージョニスト。

一番最初に誰かを助けようとした気持ちが
長い間、森に一人でいた自分を
誰かが助けてくれることを願っていたことに気付いたラビィ。
森を出て成長した今、
自分の力でもっと大勢の人が
幸せになれるよう助けると決意するラビィは、
ニーシャの力で想像を実体化させて
敵を懲らしめる幻境術師として成長する。
きらびやかに輝く霊魂のパートナー。

一つになること以上に互いを理解することができるのなら
ニーシャの存在を維持しながら、ずっと一緒にいられるはず。
ついに決心したラビィはニーシャを通して
これまで目を背けてきた感情を受け入れることにする。
互いをパートナーとして考えることにした
ラビィの決心によって
ニーシャはラビィと完全に
感情を共有することができる形態に変化し、
ついに二人は輝かしい存在へと生まれ変わる。
ニーシャを安息の場にする不安な異邦人

旅を続けるほど、自分と他人は違うということを悟るラビィ。
自分の選択によって起こってしまった状況に罪悪感を感じるラビィに
ニーシャは頼もしい心の支えであり、安息の場になる。
ラビィは心を閉ざし、
森にいた頃からずっと自分のそばにいつもいるニーシャを頼りにする。
ニーシャを通して黒い森の記憶を呼び起こす幻想術師

否定的な感情に接したラビィの精神が次第に崩れていくのを
ニーシャは放っておけなかった。
自分の代わりに苦痛を受け入れるというニーシャに
ラビィは喜んで自分の感情の一部を渡し、
ニーシャが見せる幸せな幻想を通して
なんとか自らを維持することになる。
たった一人だけのための献身的救援者

ラビィに感情と肉体が残り続ける場合、
ラビィの精神がいつ壊れてしまうかもしれないことを知ったニーシャは
これまでラビィを苦しめていた全ての感情を自分に留め、
人間の形状を持つようになる。ニーシャはラビィを守るために
彼女を鏡の形態で残し、いつか目を覚ますラビィのために
幸せな世界を追求するラビィだけの救援者となる。
過激な防御機制で世界を警戒して立ち向かう反抗的な子

うきうきして森を出たラビィは
モンスターの襲撃で修羅場になった港で傷を負ったまま一人取り残される。
ラビィは危険に満ちた世界に怯えたが、
弱い姿を見せたら与し易い獲物になるだけだと
本能的に知って更に反抗的で攻撃的に変わる。
ラビィはいつもそばにいてくれるニーシャだけを信頼して
周りを警戒しながら旅し続ける。
気ままに楽しさを追う意地悪ないたずらっ子

ラビィは大きくなっていく違和感を抱いたまま進んだが、
ますます強くなっていく敵たちとの戦闘に疲れて挫けてしまう。
その時、ラビィの前に現れたのはニーシャだった。
ニーシャはモンスターたちに宿っていた馴染んだ力を吸い込んで
敵たちを倒したラビィはその力が黒い森の力と似ていることに気付いて安心する。
ニーシャは何でも込められる鏡。
この力を込めて一緒に強くなれば苦しむこともないと確信した。
二人は気ままに無数の敵から力を奪い次の一歩を踏み出す。
誰も制御できない無法者の悪童

ニーシャの正体が自分の「悲しみ」であることに気付いたが、
ラビィはそれを受け入れようとしなかった。
今まで自分に代わって一人で悲しみに耐えてきたニーシャに切ない感情が湧いてきた。
ラビィが楽しいならニーシャも楽しい。
ラビィが幸せならニーシャも幸せだ。
だから、自分が悲しくなければニーシャも悲しくないだろう。
ラビィはニーシャのために楽しくて幸せなことだけを追うと誓って
二人だけの幸せなワンダーランドを夢見る大悪童になる。

ノア

15歳(男)/武器:シックル

メイン武器はシックル。実験によって変質された月と闇の力を使用する。
本来の性格は優くて消極的だったが、一連の事件で悲観的で憂鬱な性格になってしまった。

かつでエリアノドの名家の一つだった「イベルン」家の次男。

ヘニル教団によって兄を亡くしだが、長い時間その記憶を忘れていた。エルの大爆発後、
ある遺跡に封印されていたが、エリアノド復元の影響で長い眠りから目覚めた。

素早い機動力でシックルの破壊力を増加させ、変質された闇の力である「影の力」を操る。
イベルン家に代々伝わるムーンストーンを利用してその力を制御している。
15歳(男)/武器:シックル
「この影が濃くなってしまっても…」
遺跡で目覚めた直後から自分の体の調子が以前とは違うことに気付いた。
今までの全てが悪夢だったと思うには戦闘方式について行けない体を説明できなかった。
体が覚えている感覚を戦闘で取り戻しながら、ノアはまた自分が目覚めた理由を考えてみた。

兄を亡くし、居場所を失くした。エルの爆発と共に消えてしまったものには、イベルン家の「ノア・イベルン」も含まれるだろう
ノアに残ったのは兄に対する申し訳ない気持ちと、一人だけ生き残ったことに対する罪悪感だけだった。

理由など最初から探す必要もなかった。
生き残った自分の役目は復讐と復讐を果たして兄の魂を慰めることだけ、それが自分の唯一な道だと思った。

例え何回同じ状況になっても、ノアはそれだけが自分の生きる理由で、義務だと深く心に刻み込んだ。
15歳(男)/武器:シックル
「さらに暗い寂寞を」
体を酷使した末に戦闘感覚を早く取り戻したが、変質された闇の力である「影の力」をうまく操れない問題を抱えていた。今までは家門のムーンストーンを使用する方法で影の力を制御していたが、いつ暴走するか分からない危なっかしさがあった。

悩んだ末にノアはクラモルの助けで力を制御する手がかりをつかんだが、同時に発生したある事件でクラモルへの信頼を失い、心を痛めた。

何が間違ったんだろう?そもそも自分がすることがうまく行くと思ったことから問題だったかもしれない。
そう思いながら苦しんでいたノアは裏切られた気持ちではなく、喪失感で苦しんでいたことに気付いた。今までのノアは500年後の世界はどこかぎこちなくて、自分自身を異物になったように感じて他人と関わることを控えていた。
結局、自分と似ているクラモルの存在に慰められていたことを認めるしかなかった。

見知らぬ世界で同質感を感じた存在であり、自分の孤独と恐怖を理解してくれた存在。いつの間にかノアは彼を友達として受けいれて頼りにしていた。
全てを認めて心を引締めたノアは、実験室で得た知識を自分の力に適用して家門のムーンストーンに近い力を引き出すことに成功した。
16歳(男)/武器:シックル
「義務でも責任でもない。これが、僕の意志」
暗い過去の記憶と向き合い、自分を解放した影の主人。
影を統制することに留まらず、ムーンストーンを操る力を利用して最も強力な影の力を引き出すことに成功した。

復讐のためにここまで駆けてきた。
世界を破壊し、兄を殺した教団に復讐を果たすために。

生き残った理由など、考える必要もないと思っていたが、これからは自分だけの目標がないとこれ以上進めないとノアは直感した。
兄が復讐を望むわけがないとよく分かっていたが、その目標すらなかったら自分の生きる理由さえ見つからず戸惑っていたはずだ。

ノアは最後まで自分の安息所になってくれた優しい兄が伝えようとした気持ちを思い出した。
この生が繰り返されることが呪いではなく機会だと知った以上、もう甘えてばかりではいられない。
自分のものではない目標で自分のものではない時間を生きてきたが、この時間には今までもがいて手に入れてきた結果が積み重なり、縁となって残っていた。

もう大切なものを失いたくない。
この時間を守るために、自分のような被害者が出ないようにするために、やっと新しい目標が明確になった。

「こんな悲劇がまた繰り返されないように。これが今の僕の選択で、意志だから。」

真実と向き合って強迫的な復讐への執念から解放されたノアは、自分の意志で闇を振り払う影の主人に生まれ変わった。
15歳(男)/武器:シックル

ノアに与えられた二度目の人生。
ノアは予想できなかった回帰で混乱したが、ユリアを助けてクラモルと出会い、以前とは違う状況に希望を抱く。

自分の気持ちを汲み、体調を気遣ってくれて、心配してくれる似たような立場の仲間という存在。今まで忘れていた他人との絆を感じたノアはだんだんとクラモルを信用するようになった。

だが、平穏な時間の中で一抹の不安がよぎった。以前よりは少なくなったが、未だに続いている悪夢、そして一人だけ幸せになることに対した罪悪感…
復讐をするためもう一度戦場に向かうべきなのか悩んでいたノアを引き留めたのは、クラモルとの絆だった。

「巻き込まれただけの君が苦しめる必要も、責任を取る必要もない。君は、今の君がしたいことをすればいい」と言ってくれたクラモルの言葉に復讐以外の選択肢があることが分かった。

新しい出会いと以前と違う現在。
もし、今の機会が復讐を果たしたご褒美ならば…今回は幸せになっていいのかもしれない。

この選択がどんな未来に繋がるかは分からない。
でも、側にいてくれるクラモルに勇気付けられながら魔法を学び始めたノアは新しい道へ進み出した。
17歳(男)/武器:シックル

魔法の知識が深まり、ノアは自分が持っている変質された力と回帰の関係性が分かった。
そして、この力を制御できない限り、いつでもまた最初に戻ってしまう可能性があることも分かった。

今まで積み重ねてきた時間をなかったことにしたくないノアは、エルの属性と関連する情報を探す過程でロッソ家の実験室に辿り着いた。
そこでクラモルの設計図がそこであった忌まわしい実験に関わっていることを知ってしまった。

そのことでクラモルへの信頼が崩れそうになったが、ノアは今まで自分の目で見てきたクラモルを信じてみることにした。だが、誰かからの襲撃を受けてまた回帰してしまった。
遺跡で目覚めたノアは封印が解かれる前の状態に戻ったクラモルを見て絶望と喪失を感じたが、遺跡の深層部にある遺物を思い出して、それを使って変質された力の手がかりとクラモルの過去を確認してみることにした。

時間は戻されてしまったが、クラモルと過ごした時間は過去のことになって自分の中に残った。これは自分が選択した未来だ。

ノアはそう思いながら自分が望む未来を手に入れるためにもう一度心を引き締めた。
遺物を使って過去のセブンタワーに入ったノアは、そこにある知識とクラモルの助けで太陽の力が月の力を変質させたことを分かった。
そして、クラモルの記憶の中で長い時間留まれる方法を見つけた。

ノアはもはや現実には存在しない知識の宝庫、セブンタワーで現世と完全に断絶されたまま太陽と月、天体の巨大な流れ、そして自分の中にある時間の力を研究し続けた。
18歳(男)/武器:シックル
「あの宇宙の果てにどんな未来が僕たちを待っているのか、知りたくない?」

宇宙の記憶と現在を行き来しながら新たな未来を開拓していく星座の観測者。
クラモルの人工精霊術を活用して変質された力を自分の使い勝手のよい形に発展させたクラス。

過去のセブンタワーでクラモルと過した2年間は、ノアにとって大きな変化の時間だった。
強制的な回帰を制御することはもちろん、特定時間帯に留まることもできるようになった。
そして、クラモルの人工精霊術を活用して暴走の危険性を常に孕んでいた変質された力を魔法で使えるようになった。

その全ての過程を一緒にしたパートナーが遺物の中で過ごした時間を覚えていなくても、一緒に過ごした時間と記憶は消えやしない。
今の自分は積み重ねてきた歴史の結果だとノアはもう分かっている。

僕の選択が作る未来に、君が側にいて欲しいよ。
今まで支えてくれたパートナーにせめて自由に動ける体をあげたかったノアは、自分の力に人工精霊術を加えてクラモルを精霊化することに成功した。
魔道具に閉じ込められた魂を精霊化するのは今まで誰もできなかったことだ。だが、精霊に近いエルフの血を繋いでいるクラモルと自分の可能性を信じた今のノアが一緒だったから可能なことだった。

精霊化に成功した後、ノアは決心した。遺物の中で過ごした時間を誰も覚えていない「存在しない時間」扱いにして今まで葬っていたが、あの時間がなかったら今の結果はなかったはずだ。
だからもう自分だけが覚えている大切な時間をなかったことにはしたくないと思った。

遺物の中に入る時に自分にかけた時間の魔法を解いた瞬間、止められていた2年分の時間が一瞬で経ったせいで体が急激に成長したが、この姿こそ今のノアに相応しい姿だろう。

「君と僕が望む星影を辿って行こう。その果てになにがあっても自分が選択した結果なら受け入れられるよ。」
体と心が一層成長したノアは、自由な体を得た大切なパートナーと一緒に未来を開拓していく星座の観測者になって進む。
15歳(男)/武器:シックル

また遺跡で目が覚めたノアは不安と心配で時間の無駄をしてしまい、ユリアを助けることに遅れてしまった。
また目の前で誰かを喪われる状況になったノアは家門で学んだ月の力を操る方法を必死に思い出した。そして、蘇ったその記憶でようやくユリアの治療に成功した。
体の負担は少なくなかったが、誰かを助けられる力があって良かったと嬉しく思った。だが、前回に助けられなかった人たちが思い返されてすぐまた罪悪感に苛まれてしまった。

もう消えてしまった時間帯にだけ存在する、もう少し早く治癒の力に目覚めたら防げたかもしれない死の記憶。ノアはその記憶に苛まれて今回の変化を素直に喜ぶことさえもできなかった。

兄さんだったらきっと最初からみんなを助けただろうね。僕みたいにバカな失敗はしなかったはずだよね。
兄さんがいたなら、僕の代わりに兄さんが生きていたなら…

ノアは兄さんの形見であるペンダントを見た。
知らぬ間にひび割れていたペンダントの溝を指先でなぞりながら考えた。

二度目…これが僕に与えられたもう一度の機会なら、今回は兄さんのように生きられるかな。
15歳(男)/武器:シックル

変質された力を無理矢理月の力に変えて使うことは体に大きい負担になったが、回復された人たちをみて心は安静を取り戻せた。

だが、邸宅の実験体を見て大きな衝撃を受けてしまったノア。
どうしてこのような悲劇が起こったんだろう。
目の前の悲劇に震えながらノアは邸宅の実験体を治療しようとしたが、いくら頑張っても彼らを元の姿に戻すことはできなかった。

崩れている邸宅で悲しみと無力感に陥ってしまったノアに、クラモルは防御の魔法をかけながら休まずに声をかけてくれた。
君のせいじゃない。諦めるな。君がこの全てを背負う必要はないよ。君を守ってくれた大切な人たちを忘れるな…
遠くから聞こえてくる子守歌のような呪文の詠唱を最後に、ノアは建物の残骸に下敷きになって意識を失ってしまった。

また遺跡で目が覚めたノアは、前回と同じくユリアにクラモルにかかっている封印の解除を頼んだが、最初から空いていたかのように反応がなかった。
慣れることのなかった知らない時間と空間で唯一に頼れる存在だったその人は、その大切さに気付く前に去ってしまった。
反応しない武器を見て、ノアはまた一人になったことを実感した。

長く続けた自責と後悔、そして悲しみに苛まれた果てにノアは兄さんのことを思い浮かべた。
兄さんが守ろうとした世界…自分を守ってくれた大切な人たちのおかげで今この場所にいられたから、兄さんが望んだ姿でこの世界を守りながら生きるよ。
何回も人生が繰り返されても、僕は大丈夫だから。

心を決めたノアは不安を微笑で消して、皆を助けるために自ら永遠の軛を負った。
16歳(男)/武器:シックル

「兄さん、僕のことを見守って。いつかまた会えるその瞬間まで…頑張るから。」

数十数百回を繰り返しても完全無欠なハッピーエンドには辿り着けなかった。
戻られる回数がほとんど残ってないことに気付いてからノアはやっと立ち止まることができた。
助けたかった人たちの死を無数に見てきたノア。その結果、彼に残ったのは深い絶望と枯れた心だけだった。

人はだれしもいつかは死ぬ。その巨大な運命の流れを遡ろうとしたか弱い存在の苦痛の時間は粉々になって散らばった。
ノアは永遠に目を閉じたいと思ってしまった。
亡き人のお墓を作ってその傍らでしばらく留まっていたノアは、ふと遺跡の遺物のことを思い出した。魅入られたように遺物に入ったノアは自分の記憶の中にあった遠い昔のイベルン家に辿り着いた。

「赤ちゃんは本当に小さいね。初めまして、ノア。」

そこにはこの上なく愛らしい存在を見る目で、赤ちゃんの自分に命の循環とそれを可能にするエルの神秘に関して語る幼い兄さんがいた。

時間が流れる。
優しい肩が背負っている責任の重さと微笑んでいる顔の裏に隠されていた苦痛が見えてきた。
時間が止めどなく流れる。
後悔、決心、また後悔、決心。繰り返すほど長くなる影。
そして、また時間が流れる。
これが兄さんの影だったね。自分にだけは決して見せてくれなかった月の裏。

「大好きな私の弟。私がこの世界を守るよ。」

馴染んで見知らぬ帰り道で、復旧と消滅が繰り返される風景がノアの目に映った。
心が鈍くなって、崩れ落ちた。でも…

「こんな僕だけど生きてみるよ。
兄さんが望んだ姿で、兄さんがしたかったことをするよ。」

体質に合わない月の力を使い続けたせいで体は結晶化していく。
それでもノアは世界を守るために献身する銀月の殉教者として生きる。
目標から目を逸らして今を生きていきたい少年

ティタニアの戦闘を見て既視感を覚えたノアは、
その日から自分の力が上手く制御できなくなったことに気付く。
クラモルの助言で不安定な力を実体化する魔法を学んだが、
以前と違った状況と、生まれて始めて学んだ魔法、
そして相変わらず不安定な力がノアの心を揺さぶる。
夢の中を歩くように現実を遊泳する旅人

クラモルから過去の真相を聞いたノアは
現実から目を逸していた自分を責めた。
何回繰り返してみても過去を変えることはできなくて、希望を失ってしまった。
過去のクラモルに弱音を吐いたら、
なぜか懐かしく感じられる温かい手が差し伸べられた。
クラモルに慰められ、眠りについた後再び目が覚めたノアは
これからはいい夢が見られそうだと感じた。
そのような予感の中で、ノアは実体化魔法で不安定な力を制御してみることにした。
現実から目を逸らして逆夢の中を旅する夢想家

現実から目を逸らしていたノアは歪んだ記憶の中で
破片を組み立てて、その歪んだ記憶を真実だと信じるようになった。
自分を兄と勘違いしているノアを見て、クラモルは考えた。
錯覚という甘い副作用、記憶の歪曲と曖昧な認知力。
これはノアが自分自身にしている延命治療。
現実を直視することは今のノアにはむしろ毒になるかもしれない。
変質した月の力はノアと周りの人々を夢幻の中に招待する。
夢の中を歩くように現実を遊泳する目を開けた夢想家は
今日も歪んだ目標を追って旅を続ける。

リティア

17歳(女)/武器:ピッケル

規律に縛られない自由な魂。
一人で流浪しながら依頼を受けて生計を立てる
魔法使い兼トレジャーハンター。

リティアは「生物資源学会」から封印が解けた
古代王国の首都、エリアノドでの調査依頼を受けた。
依頼完了の報告のために戻る途中で
サンディールで偶然に出くわした幼馴染と一緒に未確認遺跡を調査する。
そこで遺跡の亡霊によって謎の呪いをかけられる。
たった一つの目標を目指して努める探求者

遺跡でかかった呪いに強力な力が込められたことに気付いたリティア。
どうせ得体の知れない力、知る前から恐れる理由はないと判断して
周りから心配されても新しい力を積極的に活用した。
結局、この選択は大きな成果に繋がった。
新しい力からジョイの研究を完成させる可能性を見たリティアは
ポテンファインダーに生まれ変わって目標のために進む。
禁断の技術で力を拡張させた探求者

今までの研究方式に大きな力を加えただけでは
限界があると気付いたリティア。
呪いの力を借りて古代遺物と魔道具に
自分が解釈したナソード技術の一部を融合させた。
道具の力を拡張させて研究に拍車をかけたが、
呪いの力に振り回されて自分をコントロールできなくなってしまった。
リティアは不安と後悔から逃げるように
マイティーマイナーとして前へ進むことを選んだ。
規律に縛られない禁忌の探求者

混沌の空間から救出されてから研究の穴を考え続けたリティアは
固定観念に縛られず今まで知っていたことの本質を知ってからこそ
新しい真実に繋がるということに気付いた。
リティアは自分自身が作った禁忌に振り回されないように
目を背けてきたことに本気で向き合うことを決めた。
不安な気持ちを振り切って
新しい理にたどり着ける可能性を手に入れたリティアは
ついに禁忌を恐れず狭間の彼方にある真実さえも開拓する
新しい探求者に生まれ変わった。
利益を追う行動が早い治癒師

亡霊の呪いを解く過程で治癒師の才能に目覚めたリティア。
強大な魔力を与えてくれる呪いを利用して魔法の実力を上げた。
鉱物を消費して効果を引き上げる自分だけの固有魔法を開発したリティアは
人々を治療して代価をもらうことで最大限の利益を追求する。
「フォーチュンファインダー」は幸運をつかむためにまた遺跡に足を運ぶ。
特殊な魔法石で味方をサポートする治癒師

治癒魔法で人々を助けているリティアは冒険中に夢を通じで
自分の呪いが昔の風の巫女の力だということに気付いて
巫女の代わりに人々を救おうと心を決めた。
ただし、善行を施した代償はきちんと払ってもらう。
本格的にトレジャーハンターと治癒師を兼任するリティアの実力は日進月歩して、
時が経つほどベリルの名声も高くなった。
ますます豊かになっていく生活に安定感を感じたリティアは
グリーディーワンダーとしての人生が自分の道だと確信している。
自分が持っている以上が欲しくて進む貪欲の治癒師

リティアはついに腕に宿った能力を完全に自分のものとした。
だが、治癒師として大きく成功して名を轟かせたが、
家門の魔法と歴史がかすんでしまったことに後で気付いて挫折する。
ジョイが捕らわれた事件の真相を突き止めることもできず、
手がかりもない状態のままだ。
けれど、ここで挫けるわけにはいかない。
人々の偶像たる者が弱いところを見せてはいけない。
ベリル家を継いだ自分は完璧でないといけない。
リティアが持っている能力と富、名声でベリルという名を
馳せようと誓いながらアヴァリスとして新しい一歩を踏み出す。
チャンスを逃さず危険を冒す研究者

呪いの影響で増幅された魔力に魅せられて、そこで可能性を見たリティア。
上手く行けば間違いなくもっと早く目標にたどり着けると確信して
周りに心配されても力を使うことにした。
不承不承に仲間と一緒に旅をする途中で狭間を開ける媒介体を発見したリティアは
遺跡で手に入れた力を加えるために試行錯誤を繰り返した結果、
新しい魔道具を作り、不安定ながらも一応狭間を作ることに成功した。
リティアは今度こそジョイの研究を完成させるチャンスだと思い、
希望を抱いてパスファインダーとして研究に拍車をかける。
狭間向こうの存在を呼び寄せる危険な研究者

仲間たちに繰り返して警告されても自信満々と力を使ってきたリティアは
呪いによって一瞬自分をコントロールできなくなってしまう。
衝撃を受けたが、狭間の研究がこれほどに進んだことは
初めてのことで、リティアは危険を冒してまで研究を強行した。
いつかはやめるしかないだろうけど、ジョイのために今はやめられない。
しかし、友達をこれ以上巻き込ませてはいけない。
目的地に着いたら皆と別れようと心を決めたリティアは
不安を静めて気を引き締め、リマクラヴィスになって危険な道を選ぶ。
狭間に執着して禁忌に魅了された狂気の研究員

全てうまくいっていると思い込んでいた。
リティアは狭間から出た未知の力のせいで友達を怪我させてから
やっと力の危険性と過去の過ちを繰り返してしまったことに気づく。
後悔と孤独の末にリティアは自分の失敗を挽回するために
学会の痕跡を追ってようやく尻尾を掴んだ。
協力してくれれば狭間に関した情報を提供するという教団の提案に
リティアは侮辱された気分になったが、
目的を達成するためにその提案を受け入れる。
二度と普通の人生を生きることができないだろうが、
進むしかない。答えを見つからなくとも。
アクリュースに生まれ変わったリティアは退路のない混沌の空間に
躊躇なく足を踏み入れる。
罠を仕掛けた犯人を探すために魔族の魔法を使う追跡者

亡霊の呪いを解くために色々な方法を試していたリティアは
フェリックスに教わってもらった魔族の魔法に呪いが反応することに気づく。
しかし、フェリックスの魔法は幼稚で魔法の威力が弱かったため、
戦闘で効果的に活用する方法を悩んでいた。
銀色の湖で狭間を開けようとする誰かを阻止する過程で
偶然手に入れた魔族の魔力が凝縮された赤黒い鉱石を媒介として
強力な魔法が使えるようになった。
リティアはこの陰謀の元凶を突き止めるために
トリックファインダーになって罠の中に飛び込んだ。
魔気に惑わされて怒りにとらわれた追跡者

犯人を追いかけて港に向かったリティアは修羅場に遭遇した。
湖でのことと関係があることに気づいたリティアは過激に魔法を使った。
人々はその姿を見て怖気づいて警戒した。
ベルダーの船でどこに行っても歓迎されないだろうと言われる悪夢を見たあと、
何かが変わったことに気づく。
目が覚めて、密航者で騒がしくなった船をもう一度過激な魔法で制圧し、
ジョイの力を悪用する者たちを処断することを誓ったのは
シニカルスニーアになったリティアとしては当たり前のことだった。
歪んだ存在たちを蹂躙する狂気に満ちた魔術師

リティアは学会員がベルダーの貴族と組んで計略を図ったことを知って、
それを阻止めるために広場に向かったが、結局友達を救うことはできなかった。
怒りにとらわれたリティアは追跡し続けて今までの全ての事件が
教団の仕業だったことを知って、怒りのあまりに狭間を開けてしまった。
狭間に吸い込まれたリティアは一人でとても長い時間を過ごしているうちに
憎悪が深まる一方だった。長い時間が経ち、
ようやくエリアノドに出ることができたリティアは
この全てのことが夢だったと、現実を否定しようとしたが、
結局教団を抹殺して復讐をするために怒りに身を任せた。
大切なものは全て失って、ここでは歓迎されない。
これは全部仕返しするすると誓ったリティアは
ミスチーフになって残酷なショーの幕を開けた。